不眠や睡眠不足はセロトニンの効果が関係している

忙しい現代人にとって、深刻な不眠や睡眠不足が悩みの種となっていることが非常に多いと報告されています。実は、こうした不眠や睡眠不足には、セロトニンと呼ばれる物質の効果が大きく関係していると考えられているのです。
一般的に言って、いつまでも寝付けない、夜中に目が覚めてなかなか眠れない、また睡眠が不足気味でなかなか疲労感が抜けないといったような場合、脳疲労を引き起こしている可能性が高いと考えられています。この脳疲労の原因が、まさに、脳に必要とされている栄養素であるセロトニンの不足というわけです。
セロトニンは、私たちの脳内でたいへん重要な役割を担っています。それは神経伝達物質としての働きです。そのため脳内に十分な量のセロトニンがある時は精神を安定させる効果を発揮し、人は幸福感を感じることさえできます。しかし、この物質が脳内で不足してくると、気分が低下したり強い不安感を抱いたり、さらには不眠や睡眠不足を引き起こすことさえあると言われているのです。
このように不眠や睡眠不足には、神経伝達物質であるセロトニンが非常に深いかかわりを持っていることについて考えてきました。そこで、真剣に考慮したい問題は、この重要な役割を担っている物質をどうしたら増やすことができるのかという点でしょう。基本的に言って、セロトニンそのものをサプリメントから摂取することはできないと言われています。しかし、トリプトファンと呼ばれるアミノ酸を摂取することによって、脳内のセロトニンの量を増やすことができます。このトリプトファンは、一般の食品やサプリメントからも摂取できるため、不眠や睡眠不足に悩んでいる人は特に、自分の食習慣を見直すとともに、サプリメントなどで十分な量のトリプトファンを摂取するよう心がけることができます。
このようにして、脳内のセロトニンを増やすことによって、つらい不眠や睡眠不足を改善する効果が期待できることでしょう。